まぬけじる日記

もうすぐ不惑を迎える男のまぬけな日常を描いた雑記です。Twitter:@manukejiru

灼熱地獄の東京オリンピックにどのような対策を取るべきか

 世間はお盆休みに入ろうとしているが、来年の今頃にはもうオリンピックが終わっているのだということに気づく。2019年の東京では7月下旬から8月上旬まで連日35℃の猛暑であった。仮に2020年も同じような気候であるとするならば、東京オリンピックはさながら地獄の様相を呈するに違いない。さすがに屈強なオリンピック選手でも、これほど強い日射しと熱気のなかでは十分に実力を発揮することはできないだろう。この暑さではマラソンなんかでも途中棄権が続出しそうだし、ライフルの銃身もグニャグニャに曲がってしまうだろうし、砲丸も手に取ってから投げるまでの間に自然に手と溶接されてしまいそうである。

 今度のオリンピックは盛んにアスリートファーストが標榜されているのだから、日本の猛暑を考慮して、1964年の東京オリンピックのように10月開催としたらどうかと思うが、10月になってしまうと、NFLNBAなどの商業スポーツが開幕してしまうので視聴率が稼げないのだそうだ。アスリートファーストが聞いて呆れる事情である。おもてなしだかなんだか知らないが、言っていた本人はオリンピック本番の頃には子育てでそれどころではないという始末である。

 日程を動かせないのであれば、組織委員会は暑さ対策に万全を期すしかない。それも生半可な対策では、この殺人的な暑さは乗り切れないだろう。例えばマラソンでは新国立競技場から浅草や芝を回ってまた戻ってくる、というコースに決まっており、時間を早朝にするとか、路面を遮熱性舗装を施すなどの対策が講じられているようだが、マラソンを屋外でやること自体が言語道断である。例えば直射日光を避けて地下を走るとかはできないだろうか。東京近郊には縦横無尽に地下鉄が走っているのだから、マラソンの日は地下鉄を全線ストップさせて、冷房をガンガンにきかせて走ることにすれば良い。調べてみたら銀座線の総距離が約14kmだそうなので、これを1.5往復すればちょうど42kmになる。

 地下でやるのが駄目だというのならば、選手1人に対してドローンを1台配備して、常に上空から追尾して冷たい雨を降らせてやってみてはどうか。マラソンに何人出場するのか知らないが、無数のドローンがマラソン選手を追っかけ回している光景はさぞかし壮観だろう。技術的には操縦者も必要なく、自動で追尾することも可能だが、いっそのことこれらのドローンも人が操縦することにして、それ自体を競技にしてしまっても良いのかもしれない。